アマチュア無線開局から1年の感想(実はラジオ・スポーツだった)
平成26年7月にアマチュア無線3級の免許を取得し、10月に無線局を開局しました。まだ開局一年にはなっていませんが、実際の交信の感想や奥が深い世界であるお話を書いてみたいと思います。
コールサインは最初に無線局の申請にて頂きました。 JP3KEH です。
無線交信にはいろいろな約束事があり、応答するにも呼びかけるにも覚えておかねばならない略号Q符号があります。その他にも様々な言い回しあり、最初は少し慌ててぎこちない感じです。
当初は自分から呼び出すのではなく、相手がCQ(ハムに興味がなくても一度は目にしたことがあるかもしれません 呼び出し符号です)を出しているところに応答するというパターンです。
具体的には、
- 相手が自分のコールサインで呼んでいます。
- 私JP3KEHが応答します。そのままアルファベットを読み上げても通じないので、J-ジュリエット P-パパ 3-スリー K-キロ E―エコー H-ホテルと応答します。アルファベットそれぞれに言い方があります。
- 双方のコールサインを確認した後は、そのまま読み上げます。ここまでは相手の名前はわかりません。
- これから無線感度・電波状況・所在地・オペレイターを伝えていきます。
- 名前は間違いのないように、為替の(か)わらびの(わ)桜の(さ)切手の(き)と伝えます。初めのころは表を見ながらでしたが最近は直に言えるようになりました。Q符号 略号は数多く、まだ覚えきれていません。
普段ののんびりした交信は5分程度で終了します。初心者にも入っていきやすいのですが、これがコンテストになると状況が変わってきます。
何らかのコンテストは一年を通じて行われていますが、春から秋にかけてが多いようです。内容は、ある一定の期間・時間と周波数を定めて、いかに多くの無線局と交信することができるかです。すぐ横に審判がいるわけではないので、相手局のコールサイン・エリア・感度等が必須です。
期間内に交信した記録をまとめてJARLに提出すると、基準を満たしているとアワードという賞がもらえます。コンテスト以外でも一定数以上の更新・エリア別・コールサインのアルファベット文字による区別等々、様々な基準をクリアするともらえます。それが励みとなって、次はもっと上位の賞・アワードと狙っていきます。
私はまだまだですがこちらからCQを出して呼びかけたり 相手のCQに応答するにも声の大きいほうが有利です。声が大きいとは、送信出力が大きい、アンテナが高性能である、加えて 場所取り(良い周波数を先に抑える)。移動局なら電波の飛びやすい場所を選択(但し移動の場合は50ワットまでの出力に制限されます)します。参加されている方はより有利な条件を求めて、ほぼ一日中食事とトイレ以外はシャック(無線室)にこもっているようです。
アマチュア無線は運用すればするほど奥が深く、小学生の頃から始めて還暦を超えた方、最初は4級(昔は電話級)・3級(電信級)・2級・1級とレベルアップされた方など、皆さん頑張っておられます。
私はまだまだ初心者ですが、今の免許では出力50ワットまで。使用できる周波数も制限があります。1級はハードルが高くて夢の夢ですが、2級免許・2アマを取得したいなと少し欲が出てきました。
頭の体操も兼ねて抵抗・コイル・コンデンサ・トランジスタ・同調回路等、奮闘してみたいとひとり目論んでいます。良い知らせができれば、また報告いたします。下から2番目より、上から2番目の方がいいですから。
ちなみに 私のシャックも少し模様替えしました。