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満点を目指して (標的競技)

[2022.01.01]

大学卒業後耳鼻科に入局して(当時は現在とは研修システムが異なって

いました)2年目の春に高知県立安芸病院に出向の命を受けました。

我々の頃は士農工商ノイヘレンと言われており、将棋の駒のように

いきなり転勤が決まる時代でした。高知市民病院と県立安芸病院が

出向病院だったのですが、歴代の先輩より高知に赴任したら船舶免許

と銃の免許(クレー射撃)を取得するのが習わしであると教えられ

元々興味があったので安芸で免許を取りクレー射撃(素焼きの皿を

12番の散弾で撃つ競技)を始めました。その後ライフル射撃(空気銃

小口径ライフル)に進みました。こちらの方は精密射撃で今回は

小口径ライフル(SB)射撃について述べたと思います。競技種目は

SB60発伏射(腹ばいになっての射撃)50m先の標的を60発22口径

ライフル弾で撃ち続ける競技です。様々な装備 規則 姿勢を

あげると小冊子ほどになってしまうので割愛しますが、標的の中心

10点を狙い続ける競技です。10点=満点 その10点のさらに半分の

領域がX点(よく出来ました領域)です。ライフル射撃と聞くと

スコープを付けてと思いがちですが裸眼で行います(眼鏡は可です)

以前は紙標的で600点満点でしたが、今は紙標的に変わり654点

10.9×60 になっています  全日本クラスで620点以上 

オリンピックではそれ以上が求められます。銃の性能が良いので

銃が悪いから点が取れないとは言えません、下手な鉄砲は数撃っても

当たりません。正確な射撃姿勢が大切です、呼吸による胸の動きも

影響します 集中力は必要ですが緊張して力が入りすぎては

いけませんリラックスして気持ちを一点に静めます、この動作を

60回黙々と繰り返します 映像映えしないのでオリンピックを含め

中継は日本ではほぼ皆無です。しかし世界規模で見ると競技人口は

サッカーよりより多いと言われています、競技会で成績を残すことに

より級 段 を取得することが出来ます。日本では銃刀法の規制が

かなり厳しいのでハードルは少し高いのですが興味を持たれた方は

大阪ライフル協会のホームページもしくは朝日カルチャーセンター

体験ライフル射撃を参照してください。国体クラスの選手も輩出

しています。今までの射撃に対するイメージが大きく変化すると

思います スポーツであることを認識してください。と偉そうな

ことを言っても月一の練習の練習では現状維持程度です、射撃

仕事 人生も満点なら言うことはないのですが、それは目標として

モチベーションの維持に努めていきます

話は変わりますが、以前から弓道にも興味があるのですが踏み込めて

いません。

小口径ライフル50m標的     伏射姿勢

 

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