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久しぶりの国家試験勉強(eラーニングとCBT)

[2017.02.23]

2013年、思うところがありアマチュア無線に挑戦しました。

まずは4級からです(昔は電話級、電信級、2級、1級。現在は4~1級です)。直接試験を受けることもできるのですが、講習会を受講し修了試験を受けるという方法もあります。

4級・3級に関しては、各主要都市で日曜日に講習会が開かれています。

4級は1日、3級は2日の講義、最後に終了試験。法規と電気工学があり、小学校高学年ぐらいの理科の知識でOK。この課程で4級・3級のアマチュア無線資格を取得し、待望の無線局を開局しました。

免許の種別によって使用できる周波数・送信出力が異なります。

3級では50Wまでです。しばらくは3級の範囲で運用していたのですが、声は大きい(出力が大きい)方がいいかな、全ての周波数が使用できる方がいいかな、下から2番より上から2番の方がいいかなと思い、2級免許(2アマ)を取りたいと考えました。2級・1級は自学・自習が原則で、ハードルが少し高いと思っていました 実際免許人口も3級と2級では一桁違いがあります。

最近10年ぐらいはカムバック組による取得者が増加してきています。それでも全盛期の三分の一ぐらいです。

少し話がそれましたが、幸運なことに平成27年4月より、e-ラーニングによる挑戦ができるようになりました。一期生は募集50人で倍率が高かったので、2期27年10月期に申し込みました。

3級とは全く違う電話帳のようなテキスト。しかも、各単元ごとの試験に全問正解でないと終了できません。

内容もかなり濃いです。法規は暗記して且つ理解もできるのですが、電気工学は中々手強いです。フレミングの右手・左手の法則、電流計・電圧計の接続、抵抗の計算ぐらいまでは覚えていますが、コンデンサー、コイルの接続、トランジスターの三本の足の名称、検波回路、増幅回路、周波数、アンテナ整合性等々・・・

普段の仕事ではあまりお目にかからない内容が続きます。

公式のテキスト1冊では不安になり、市販の2アマ受験用のテキストを併用しました。実際こちらの方が使いやすく理解しやすかったように思います。

どうしても進捗状況が悪くなり、時期的に少しずつ忙しくなってくると年末年始に集中して取り戻そうともくろんでいると、重要なお知らせが年末に届きました。

『川﨑 薫様におかれましては学習の進捗が芳しくありなせん(中略)中間試験のコピーを同封します。中間試験を受けた後、復習等に活用してください。………JARDスタッフ一同ご奮闘をお祈りしています。』

尻をたたかれ、祈られてしまいました。

半数以上の受験生は3ヶ月で終了されているみたいです。年明けから一念発起、どうにか各単元もクリアーでき、終了試験、総合試験もパスできました。最後の国家試験は会場で一斉に行われるのではなく、CBTという方式でした。(今の医学部の学生も受けているという)

全国各地にあるCBTセンターに日時を予約し、当日受験するという方式です。

30人ぐらいの教室に当日は3人で、コンピューターに向かい合ってIDとパスワードを入力しテスト開始です。試験監督はなしです。監視カメラは複数作動していました。

なんとなく落ち着かないぎこちない雰囲気の中で、無事試験は終了しました。後日合格の通知をいただき、2アマに昇格することができました。

久々に少し勉強したかな? 緊張感を感じることができました。

CW(電信)も満足にできない、なんちゃっての2アマですが、最近はカムバックハム シニアハムが増加しているとのことなので、私も頭の体操を兼ねてモールス符号をしっかり身につけていきたいと思います。

診療所に本局を設け、保養所に移動局、災害用に小型と自家発電機を装備しました。装備だけは一人前ですが、長時間の運用が中々出来ないので、スキルアップは中々しませんが、継続は力なりで精進していきます。何かにつけても勉強・学習は必要であると思います。

性懲りもなく次は何に挑戦しようかと考えています。

また経過報告、投稿となるやもしれませんがご一読下さい。

           川﨑耳鼻咽喉科 川﨑薫
                 平成28年12月31日

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