新しい発見 その①カラスウリ(烏瓜)
[2020.10.30]
昭和の頃の話ですが、街中にも空き地がありフェンスや立ち木などに、これからの季節晩秋に楕円形の赤い実をよく見かけたものです。
当時はあまり意識していなかったのですが、最近この赤い実を見つけて種を取り出し育ててみました。
発芽して成長し、梅雨ごろから夏にかけて花が咲きます。(レース細工のような幻想的な花です。日が暮れてから開花し、夜明けにはしおれてしまいます。)
しかし、赤い実を楽しみにしていたのですが一向に実がつく様子がなく、2年ほど同じような結果でした。
そこで一度検索してみると、意外な事実がわかりました。思わず納得してしまう大発見でした。
それは、
- 雌雄異株である
- 種まきで発芽し成長するが、冬季は地上部分は枯れるが地下にサツマイモ状の根がのこり、次年に発芽する
- 茎が地面につくと、そこから根が出て増えることも
なるほど毎年同じ場所で繁茂し実をつけているのも納得です。
根強いファンが多いらしく、ネットでも雄雌球根を販売しています。写真等の情報も豊富です。
一つの実の中に雌雄の種が含まれているのか不明ですが、またチャレンジしてみます。